港区 耳鼻科 診療案内|中耳炎 難聴 耳垢（耳掃除） 花粉症 アレルギー性鼻炎 舌下免疫療法 副鼻腔炎 喉頭がん検診

耳垢が溜まっている場合、ご自身またはご家族の方が綿棒や耳かきを用いて耳掃除を行うことで、耳垢をかえって奥へ押し込んでしまったり、外耳道や鼓膜に炎症や感染を起こしたりすることが多く見られます。耳掃除のみでもお気軽にお越し下さい。

特に小さなお子様で風邪の症状が続く場合、耳が痛いなどの症状がなくても中耳炎が生じていることがあり、さらにそれに気付かず長引いたり繰り返したりしていることも少なくありません。高熱が出た、微熱が続く、色のついた鼻水や痰のからんだ咳が出ている、などの症状がある場合は、その都度受診することをお勧めします。鼓膜の状態や機能について診察時に毎回チェックを行い、もしも中耳炎が生じた場合は早く治癒できるよう治療を開始します。

難聴には数多くの原因がありますが、突然の聴力低下が起こった場合、突発性難聴などの急性感音難聴（聴覚神経系の出発点である内耳の機能が急に低下することにより生じる難聴）である可能性があります。早期の治療がその後の回復を左右する場合もありますので、このような症状を自覚したときは早急に受診して下さい。

小さなお子様は上手に鼻をかむことが難しいため鼻症状が長引きやすく、鼻が悪くなっていることにご家族の方が気付かないこともあります。上記の中耳炎は、その多くは鼻の感染が原因で起こります。ご家庭での鼻水の吸引が難しい場合は、鼻や耳の症状を悪化させないよう鼻の吸引処置治療にお越し下さい。

アレルギー性鼻炎の治療には、内服薬や点鼻薬などの薬物治療の他に、アレルギー体質改善を目的とする減感作療法があります。当院ではスギ花粉症とダニによるアレルギー性鼻炎に対し、この減感作療法である舌下免疫療法を行っております。この治療は3〜5年程度継続して行うことが必要です。またスギ花粉症の舌下免疫療法の場合、治療開始が可能な時期は6月から11月までの期間となります。アレルギーの有無を調べるため血液検査が必要となる場合がありますので、事前にお電話でお問い合わせ下さい。なお舌下免疫療法の初回開始時のみ、院内にて薬を服用後30分間の経過観察が必要となりますので、お時間に余裕をもって受診して下さい。

当院では鼻に軽くスプレーの麻酔を行い鼻から挿入する内視鏡検査を行っております。検査中も鼻呼吸が可能で苦痛はほぼありません。この検査により鼻腔および咽喉頭を詳細に観察することが可能です。声がれの原因となる喉頭炎や声帯結節、頭頸部腫瘍である咽頭がんや喉頭がん、また副鼻腔炎に伴って生じる鼻ポリープなど、耳鼻咽喉科領域の種々の疾患の診断を行います。

港区発行の受診券をお持ちの方を対象に喉頭がん検診を行っております。検診期間については「お知らせ」にてご案内いたします。上記の内視鏡検査を行います。